<介護の扉②>介護福祉士の資格から広がる可能性

最近、介護職の求人広告には
「未経験歓迎」や「無資格OK」のキーワードをよく見かけませんか?

しかし、介護職には立派な国家資格があることを皆さんはご存知でしょうか?

今回は、その国家資格である「介護福祉士」の今後のキャリアの可能性について
浦和大学 介護福祉科 特任教授 青柳佳子先生のコラムをご紹介いたします。


介護職の将来性について、不安を持っている人は多いようです。
しかし、介護福祉士として経験を積むことで、さまざまな可能性が生まれてきます。

例えば、訪問介護事業所で働く場合、介護福祉士の資格を取得していれば、
サービス提供責任者になることができます。

サービス提供責任者とは、訪問介護事業所で働くヘルパーの業務管理や
業務の実施状況の把握、技術指導や援助内容の指示、
利用者の状態の変化のやサービスに関する以降の把握など、訪問介護のリーダー的な職種です。

また、経験を積むことにより事業所の所長になることもあるでしょう。

計画的に事業を展開しているような事業所では、社内で人材を育てて
新規に開設する事業所の所長に登用するところもあります。
施設であれば、経験を積むことによってフロアー主任、介護長など
介護職員を取りまとめるリーダーとなることもあります。
グループホームなど小規模な介護施設では、管理者として働くことも可能です。
 
介護福祉士として5年以上働くことで、介護支援専門員(ケアマネジャー)の
資格を取得することもできます。

また、同様に5年以上の経験で実務者研修教員講習会を受講・修了することで
実務者研修の科目である介護過程Ⅲの指導を担当することもできます。

さらに、5年間の経験と、介護教員講習会を受講・終了すれば
介護福祉士養成校で介護技術などの専門科目を教授することもできます。

つまり、経験や学習を重ねていくことで、
専門学校などの教員として働く道も開かれるのです。

高校を卒業後、すぐに介護現場で働き現場経験を積んで資格を得るという道もあります。
しかし、質の高い介護を提供するためには、専門知識や技術が必要です。
また、介護現場で専門性を発揮し、将来リーダーシップをとっていくためにも
介護の基礎的な学習は必要でしょう。

介護現場は、多種多様です。
将来を見つめ、自分に合った進路選択をすることが重要です。


浦和大学 短期大学部
介護福祉科 特任教授 青柳佳子先生より
(浦短通信 介護の扉 第7号)


介護福祉士という立派な国家資格を取得することは決して容易なことではありません。
国家資格であることから分かるように、
誰でも出来る仕事ではないこともご理解いただけるのではないでしょうか。

資格の取得後は、介護の技術を磨くもよし!
管理者や事業所の所長として経営に携わるもよし!
教員として次世代の担い手を育てるもよし!

1つの資格で、多くの道が開かれている選択肢の多さは自身の未来を形成する上で嬉しいですね。
また1つ、介護の魅力を知ることができました。

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